エンジニア職は女性に向かない?
ITエンジニアと聞くと、男性が言語を書いているイメージが思い浮かびませんか?
それもそのはず、日本では男性に比べると女性エンジニアの数が圧倒的に少ないのです。
今回は、女性エンジニアが少ない理由について解説します。
女性エンジニアが少ない理由
一般社団法人情報サービス産業協会の「2022年版 情報サービス産業基本統計調査」によると、日本のIT企業の従業員に占めるITエンジニアの女性比率は23.2%と、低い水準にとどまっています。
どうしてここまで男女差が表れるのでしょうか。
社会的な制約条件
女性がエンジニアになりにくい要因の一つに、社会的な制約条件が挙げられます。
具体的には以下のようなものがあります。
- 女性には向かないという固定観念
- 性格的な特徴
理由1:女性には向かないという固定観念
まず、女性がエンジニアになることに対して、社会的には「向いていない」という固定観念があります。
エンジニアのような技術職は男性が就くものという感覚があるため、無意識にITエンジニアになる道を選ばない女性が多いのです。
理由2:性格的な特徴
エンジニアという職業には、分析力や論理的思考力が求められるため、男性的な特徴を持つ人が適しているとされています。
そのため、女性がエンジニアになるには、男性的な特徴を持っている必要があるという先入観が、社会的には存在していると言えます。
しかし、女性にも分析力や論理的思考力はあります。ですので、これらの固定概念や偏見に惑わされる必要はありません。
IT女子あるある
ここではIT女子あるあるをご紹介します。
あるある1:長時間労働
あるある2:リモートワークしやすい
あるある3:女性特有の人間関係で悩みにくい
長時間労働
長時間パソコンの画面を見なければならないため、エンジニアの仕事はかなり疲労が溜まります。
特に目と肩の疲労は他の業種より溜まりがちなので夜にしっかり体を休ませてあげることが大事です。
リモートワークしやすい
エンジニア職はリモートワークがしやすいので、出産後の子育てとも両立しやすいメリットがあります。
朝の通勤ラッシュの時間に電車に乗らなくてもいいのも嬉しいですよね。
女性特有の人間関係に悩みにくい
エンジニア職は男性の割合が大きいので、女性特有の人間関係に悩むことが少なくなります。
男女問わずエンジニアはあっさりとした付き合いを好む人が多いので、人付き合いをべったりしたくないという人には最高の職場でしょう。
女性エンジニアが直面する問題
女性エンジニアが直面する問題についても考えてみましょう。具体的には以下のようなものがあります。
- ロールモデルが少ない
- 男性との年収格差
ロールモデルが少ない
女性エンジニアが直面する課題の一つは、ロールモデルの不足です。
女性エンジニアが目指すべき目標や成功事例が少ないため、若い女性がエンジニアとしての将来を描きにくい状況があります。
ロールモデルの存在は、女性がエンジニアに進む意欲を高め、自信を持ってキャリアを築くために重要な要素です。
自分にとってどんなエンジニアが理想なのか、自分で考えていく必要があります。
男性との年収格差
また、女性エンジニアが直面する問題のもう一つに、男性エンジニアとの年収格差が挙げられます。
これは、男性エンジニアが女性エンジニアよりも高いポジションに就くことが多いため、高い年収を得ることができるという現状があるためです。
しかし、ITエンジニアは「女性だから」という理由で企業側から昇給を渋られたり、重要な仕事を任されにくいということが少ない職業です。
知識や技術次第で男性エンジニアの年収に追いつくことは十分に可能なため、本人次第と言えるでしょう。
まとめ
以上のように、女性エンジニアが少ない理由や直面する問題には、社会的な制約条件やIT業界の現状などが関係しています。
しかし、エンジニアという職業は結婚・出産を経ても復帰しやすく、今後も需要はあると予想されるため、むしろ女性におすすめの職業の一つであると言えます。
「女性にエンジニアは向かない」という固定概念にとらわれずに、興味のある女性はエンジニアを目指してみてはいかがでしょうか。
コメント