ITエンジニアは、現代の転職市場において非常に需要の高い職業のため
ITエンジニアは学歴不問だし、人手不足って聞くから誰でもなれそうだし、給料も高いからなりたいな~。
というイメージを持っている人も多いかもしれません。
未経験からエンジニアに転職し、年収1000万円を稼ぐまでの道のりは簡単ではありません。しかし、そう非現実的な話でもありません。
本記事では、未経験者がエンジニアに転職するためのステップと、年収1000万円を稼ぐエンジニアになる方法について解説します。
未経験からエンジニアに転職するためのステップ
未経験者が年収1,000万を稼ぐエンジニアになるためには、そもそも今の仕事からエンジニアに転職しないと始まりません。
まずは未経験者がエンジニアに転職するためのステップを解説します。
プログラミングの勉強をする
未経験者がエンジニアに転職するためには、まずプログラミングの勉強をする必要があります。
しかし、一部のプログラミングスクールは効果的な学習環境を提供していない場合もあるため、選ぶ際には注意が必要です。
また、プログラミングスクールだけでなく、オンラインの学習プラットフォームや参考書を活用することもおすすめです。
自己学習に適した環境を整えることで、より効率的にプログラミングのスキルを習得することができます。
ポートフォリオを作る
プログラミングの学習だけでなく、ポートフォリオの作成も重要です。
特に未経験者の場合、ポートフォリオがあるだけでも転職で非常に有利になります。
ポートフォリオを作らずに応募する候補者がほとんどだからです。
ポートフォリオとは、自分の作品やプロジェクトの成果物をまとめたものです。
例えば、Webエンジニアの求人に応募するのなら自作のWebシステムがポートフォリオの代表例です。
未経験者は実務経験がないため、自分の能力をアピールするためにポートフォリオを作成します。
ポートフォリオは、エンジニアとしての実力を証明するための重要なツールなのです。
未経験OKのエンジニアの求人に応募する
ポートフォリオを作成したら、未経験OKのエンジニアの求人に積極的に応募しましょう。
現在ITエンジニアの需要は非常に高く、経験者の採用だけでは追いつかないため、企業側も未経験者を採用して育成する方向にシフトしているところが多いです。
これは、エンジニアが人手不足であること以外にも、新しい技術やアイデアを持った人材の発掘に期待が寄せられているからです。
また、応募する求人は十分なリサーチを行い、自分に合った職場環境や成長機会を提供してくれる企業を選ぶようにしましょう。
エンジニアとしてのスキルやキャリアを積むためには、成長できる環境も重要だからです。
年収1000万円を稼ぐエンジニアになる方法
さて、エンジニアに転職できたら、次は年収を上げていく必要があります。
年収1,000万円を稼ぐためには具体的にどうしていけばいいのかを解説します。
実務経験が3年以上になったらより高給な企業に転職する
まずエンジニアになり、実務経験が3年以上になったら、より高給な企業に転職することをおすすめします。
ITエンジニアは勤続年数が増えたからといって、自動的に年収が上がることは少ないです。
年に数十万程度なら人事評価や勤続年数に応じて上がることもありますが、未経験者として入社したエンジニアの給与は低めのため、転職した方が効率的に年収を上げられます。
年収を大幅に上げたいなら、外資系企業への転職が最も効率的です。
外資系企業の給与は海外基準になるため、同じ職業でも日本企業とはかなりの差があり、また年功序列の慣習がないため、20代でも大幅な年収アップが可能です。
管理職になる
転職はできるだけしたくないのであれば、管理職になることも年収を上げる方法の一つです。
管理職になればマネジメントや教育も担当することになり、その分高い報酬を得ることができます。
しかし、会社の人事評価制度によっては年齢で役職が決まっていたり、十分な実績があってもポストが空くまで管理職になれないといった問題もあるため、転職した方が効率的に年収を上げられることが多いです。
副業をする
副業をすることも年収を上げる方法の一つです。
すぐには稼げず安定性には欠けますが、自分の知識や技術力を向上させることができるなど、金銭以外のメリットも多いです。
ゆくゆくはフリーランスになりたい人も、いきなり会社を辞めてフリーランスになるのはリスクが大きいため、まずは副業として始めて、軌道に乗ったらフリーランスに移行する形がおすすめです。
副業は単なる追加収入だけでなく、自分自身の成長のための手段や、フリーランスになるための準備期間として考えた方が良いでしょう。
フリーランスになる
フリーランスになることも年収を大幅に上げる方法です。
フリーランスは会社員と違い、会社から中抜きされることがないため、年収が大幅に増える可能性があります。
ただし、仕事を自分で見つける必要があるため安定性に欠けることと、知識や技術力だけでなく営業力やコミュニケーション能力も必要になります。
エンジニアの中で年収1,000万円の割合はどのくらい?
エンジニアの年収は所属する会社や分野によって大きく異なりますが、年収1,000万円を超えるエンジニアは実際どのくらいいるのでしょうか。
30代で1.6%、40代で6.5%
結論から言うと、エンジニアの中で年収1,000万円を稼いでいる人の割合は、30代で1.6%、40代で6.5%となっています。
「IT人材白書2017」によると『年収1,000万円を超えているエンジニアの割合』は30代では1.6%、40代では6.5%という結果になっています。
引用元:『年収1,000万円を超えている』エンジニアの特徴3選|moveIT!
30代後半から40代にかけて多くの人が管理職に就き、昇進によって年収が上がるためと推測されます。
フリーランスなら10.6%が年収1,000万超え
一方、フリーランスのエンジニアの中で年収1,000万円をこえているのは10.6%にものぼります。
「フリーランス白書2019」によると、「IT・エンジニア系」フリーランスの年収が1,000万円を超える方の割合はなんと10.6%!
引用元:『年収1,000万円を超えている』エンジニアの特徴3選|moveIT!
フリーランスは安定した収入を得るのが難しいとされることや、福利厚生が受けられないというデメリットもありますが、独立して仕事が軌道に乗れば年収1,000万円を超えることは十分に可能な目標と言えます。
20代で年収1,000万円を超えるためには
新卒の年齢が22歳であることを考えると、20代で年収1,000万円を超えるのは簡単ではありませんが、不可能ではありません。
20代の場合でも前述の通り、下記の3つが現実的な方法です。
- 外資系企業に転職する
- 副業をする
- フリーランスになる
しかし、管理職になるのは経験の浅さから難しいでしょう。
日系の大企業も年功序列の慣習が根強いため、20代で年収1,000万円を超えることは難しいです。
年収2000万円を稼ぐエンジニアになる方法
では、さらに高い年収の2000万円を目指すにはどうすればいいのでしょうか。具体的な方法を解説します。
外資系の大手企業で管理職になる
年収2000万円を稼ぐエンジニアになるためには、外資系の大手企業で管理職になることが一つの方法です。
日系の大手企業でもそのくらいの年収をもらえるところは存在するかもしれませんが、基本的には役員クラスの年収です。
管理職で年収2,000万円となると外資系の大手企業でないと現実的ではないでしょう。
日系企業で未経験からエンジニアになり、一般社員から管理職を経て、役員まで昇進することは、ほぼ不可能と言っても過言ではありません。
特に大企業は年功序列の慣習が根強く残っており、優れた人材であっても、スキップ昇進はほとんどありません。
社員数と役員数を比べても、現実的ではないことは明らかです。
副業を本業と同じくらい本格的にやる
副業だから技術力を伸ばしながらそこそこ稼げれば良いと割り切っている人も多いと思いますが、本業と同じくらい本格的に取り組んで事業を大きくすることで、年収2,000万円を超える可能性が高くなります。
高額な案件を受けられるフリーランスになる
難易度は高くなりますが、高額な案件を受けられるフリーランスになることも年収を上げるためには効果的です。
フリーランスとして安定して稼げるようになるまでは、生活のためであったり企業とのパイプを作るために、安価な案件でも引き受ける人が多いです。
しかし安価な案件ばかり受けていては、アルバイトと変わらない時間の切り売りになってしまうため、稼いでいるフリーランスのエンジニアは市場価値の高い仕事をして、高額な案件のみ引き受ける形にシフトしています。
フリーランスはお金持ちを目指せるだけでなく、時間持ちにもなれる自由が最大の魅力です。
起業して会社を立ち上げる
起業して会社を立ち上げれば、会社員やフリーランスとも異なる独自の道を歩むことができます。
もちろんリスクは伴いますが、成功すれば年収2,000万円どころではなく、さらに大幅に上がる可能性があります。
起業には事業計画の作成や資金調達、マーケティング戦略の立案など、多くのスキルや知識が必要ですが、自分のアイデアやビジョンを追求することができる魅力があります。
まとめ
未経験からエンジニアに転職し、年収1000万円を稼ぐまでの道のりは困難ですが、適切なステップを踏むことで十分に実現可能です。
エンジニアの道は魅力的なキャリアパスですが、努力と継続的な成長が求められます。
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このブログを見てシステムエンジニア(SE)の可能性と大変さを感じました。今はまだ学生ですがいずれ大人になってSEをやるとなればこのブログのように最初は地道にプログラミングスクールへ行ったりしてプログラミングを学んでそれなりに稼げるSEになりたいです。