在宅勤務はサボり放題が当たり前?バレたときの末路も解説

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、多くの企業が在宅勤務を導入し、これまでオフィスで働いていた人々も自宅で仕事をするようになりました。

一方で、在宅勤務はサボりやすい環境であるため「サボり放題」「サボって当たり前」と言われることもあります。
本記事では、ITエンジニアの在宅勤務の現状と、サボりがバレたときの末路について解説します。

目次

ITエンジニアの在宅勤務の現状

レバテックキャリアを運営するレバテック株式会社の調査によると、ITエンジニアを採用している企業の9割以上がリモートワークを導入しているということがわかっています。(2022年2月時点)

レバテックキャリアの事業責任者である澤泉氏は、「今回の調査から、勤務先の業態を問わず7割以上のエンジニアがリモートワークを実施しており、そのうち約半数がフルリモートで働いていることが分かりました。さらに、エンジニアを採用する企業ではほとんどがリモートワークを導入しており、感染対策のほかにも勤務時間の短縮や作業効率の向上を理由に、実施している企業も存在するようです」と述べた。

引用元:ITエンジニア採用企業の9割以上がリモートワークを導入 社会人エンジニアの4割がフルリモートで働く | Ledge.ai

ITエンジニアの仕事は在宅でも可能なものが多いため、コロナによる行動制限の緩和後も、在宅勤務を継続している企業は多いと予想されます。

在宅勤務がサボり放題な理由

結論から言うと、在宅勤務で仕事をサボることは容易いと言えるでしょう。
その理由を解説します。

監視の目がない

オフィス勤務だと監視の目があるため、勤務時間中の態度を見れば仕事と関係ないことをしていないか一目瞭然ですが、在宅勤務は監視の目がないため、仕事をしながらスマホをいじっていたり、テレビを見ていたとしてもバレません。

もちろん寝たりどこかに出かけたりして長時間PCから離れれば、作業をしているログが残らないのでバレてしまう可能性が高くなりますが、片手間で娯楽に勤しんでいる分にはほぼバレないと言っていいでしょう。

仕事が早く終わっても終わっていないことにできる

日本の企業の多くは、自分の仕事が早めに終わったからといって、その分早めに帰れるわけではありません。
むしろ仕事が早く終わると、給料はそのままに仕事だけ増えることも多いため「まだ終わっていないことにしてサボらなきゃ損」と考える人もいます。

自分のタスクが完了しても、申告しなければ完了していないことにできるため、早めに終わらせて期限日までサボることは容易いと言えます。

ぶっちゃけ、在宅勤務でみんなはどれくらいサボってる?

在宅勤務中にサボっているエンジニアは少なくないようです。

マイナビニュースの調査によると、在宅勤務中にサボった経験がある人は65.4%にものぼるとされています。

サボりすぎたことがバレたときの末路

しかし、在宅勤務だとみんなサボっているからといって、サボりすぎるのはバレたときのリスクが大きいです。
サボりすぎたことがバレたときの末路を解説します。

職務怠慢によりクビになる

在宅勤務でサボりすぎると、職務怠慢でクビになる可能性があります。
サボりが発覚したからといってすぐに解雇対象になるとは限りませんが、業務が著しく滞ったり、就業規則違反が発覚すれば解雇の理由になりえます。

また、在宅勤務であることからセキュリティが甘くなり、情報漏洩などの重大な損害が発生した場合も解雇対象になります。

降格・左遷・減給

在宅勤務中のサボりがバレた場合、クビになることまではなくても、降格や左遷、それに伴う減給は覚悟しておいた方が良いでしょう。
在宅勤務が禁止され、出社が強制になる可能性もあります。

自己嫌悪に陥る

サボりがバレても何も言われなかった場合、自己嫌悪の感情が生じることもあります。
自業自得なので、心を入れ替えてちゃんと仕事するようにしましょう。

サボり対策?会社がテレワークさせたがらない理由

テレワークは労働者にとっては何かとメリットが多いですが、会社側としては本音を言うとあまりテレワークさせたくないということもあります。その理由を解説します。

オフィス勤務と比べて監視が難しい

会社がテレワークさせたがらない理由の一つとして、オフィス勤務と比べて監視が難しいことが挙げられます。
オフィスでは、上司や同僚が周りにいるため、仕事中に遊んだり、他のことをしているとすぐにバレてしまいます。
テレワークだと、仕事をしながらスマホやテレビを見ていたとしてもわかりにくくなっています。

自分の仕事が早めに終わり、かつ成果物のクオリティに問題がなかったとしても、勤務時間中はみっちり仕事をしてほしいのが本音の会社としては、テレワークは都合が悪いと言えます。

コミュニケーションが取りづらい

テレワークだと、コミュニケーションが取りづらくなることも問題とされています。
オフィス勤務だと、軽めの質問であれば口頭で済ませることができますし、チャットやメールで話し合った内容に齟齬がないか、口頭で改めて確認することができます。

テレワークだと、質問や相談はすべてチャットやメールで行う必要があるため、それを煩わしいと思う人もいます。
zoomなどオンラインで映像を通して話し合うことも可能ですが、機材トラブルなどでスムーズにいかないこともあるため、会社としてはできるだけ出社してほしいのが本音のようです。

会社への帰属意識が減る

テレワークだと、出社するのに比べて会社への帰属意識はどうしても減ります。
企業文化を重んじる会社はそれを嫌う傾向があるため、テレワークさせたがらないようです。

情報漏洩のリスクが上がる

出社であれば会社の回線を使って仕事をすることになるため、怪しいサイトへのアクセス等は会社の方で防ぐことが可能ですが、テレワークだと自宅やコワーキングスペースの回線を使って仕事をするため、情報漏洩のリスクは上がります。

情報漏洩は会社にとって大きな損害になるため、会社としてはテレワークを許可したくないこともあるでしょう。

テレワーク中のサボりがバレない方法


テレワークでサボりがばれないようにする方法としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 長時間PCから離れない
  • テレビやスマホなど誘惑になるものを置かない
  • 自分のタスクの進捗状況に気を配る
  • 成果物のクオリティは落とさない
  • 報連相はきちんと行う

長時間PCから離れない

仕事用のPCは、見ていたサイトの履歴や作業のログが残るツールが導入されていることが多いですが、テレワークでもそれは同様です。
むしろテレワークだからこそ導入されていることは多いと言えるでしょう。

見えていないからといって、勤務中に長時間PCから離れてベッドで寝たり買い物や遊びに行ったりしてしまうと、作業のログが残らないためサボりがバレる可能性が高くなります。

テレビやスマホなど誘惑になるものを置かない

作業をしながら片手間でテレビを見たり、スマホを見たりする分にはバレる可能性は低いですが、テレワークだとどうしてもサボってしまって生産性が低下してしまうという人は、作業用PCの傍にテレビやスマホを置かないようにして集中できる環境を作りましょう。

たまに席を立って食べ物を取りに行ったり、トイレにいる間だけスマホを触ったりするくらいなら、大きな問題になる可能性は低いです。

自分のタスクの進捗状況に気を配る

出社していればタスクの進捗状況が良くなかったとしても、サボっていると見做されることは少ないですが、テレワーク中は生産性が落ちていれば、当然サボりが疑われます。

自分のタスクの進捗状況には出社したときよりも気を配り、期日よりも早めに完了させるつもりでこなさないと、サボりがバレやすくなります。
サボるならやるべきことを放棄するのではなく、やるべきことは早めに終わらせた上でサボりましょう。

成果物のクオリティは落とさない

出社したときより仕事が早くても、成果物のクオリティが落ちていれば、当然サボりが疑われる原因になります。

期日より早めに完了させるつもりでタスクをこなすのは良いことですが、成果物のクオリティを犠牲にしてしまうのは本末転倒です。
仕事が早ければ成果物のクオリティが低くてもいいわけではありません。成果物のクオリティが低ければ、修正するための工数が余計にかかってしまうからです。

報連相はきちんと行う

報連相ができていないのも、サボりがバレる原因になります。
仕事を進める上で、質問したり相談しなければいけない状況はよくありますが、それらが一切なく何の連絡もないというのは怪しいです。

下記の対策を行うことで、サボっていてもバレにくくすることは可能です。

  • チャットやメールの返信は迅速に行う
  • 期日内にタスクを完了させることが難しい場合は早めに上司に相談する
  • 電話はすぐ出られる状態にしておく

まとめ

ITエンジニアは在宅勤務しやすい職種であり、いざ在宅勤務になると誘惑に負けてサボってしまいがちですが、みんながサボっているからといって、積極的にサボることは避けるべきです。

在宅勤務だからといってサボりすぎると、自分の信用に傷がつくだけでなく、クビになることもあります。

新人エンジニア

早めに仕事を終わらせても、給料はそのままなのに仕事が増えるだけだから、サボるのは当たり前!

という気持ちはわかりますが、サボりはリスクが高い行為です。

在宅勤務によって時間が空いたなら、その時間を技術力を磨く勉強に充てたり、仕事を増やすかわりに給料を増やしてもらうように交渉することをおすすめします。

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この記事を書いた人

東京・大阪で20年、システム開発・WEB制作をメインに行っている株式会社セルバが運営する、エンジニアの転職・就職支援サービスです!
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