最近やっとエンジニアに転職したのに、「ChatGPTに仕事を奪われる」っていう記事を見てしまって不安…。
近い将来仕事がなくなる可能性もあるのかな…。
現状ではそういったことは考えられません。
しかし、AIをうまく活用するための努力は必要ですよ。
現代のテクノロジーは急速に進化し、私たちの生活や仕事に大きな影響を与えています。
最近、AIの発展により、ChatGPTと呼ばれる自然言語処理モデルが登場しました。
このChatGPTの進化は、エンジニアやプログラマーの将来性について懸念を抱いている人々の間で話題となっています。
ChatGPTとは?
以下では、ChatGPTについて解説します。
ChatGPTとは何か
ChatGPTは、OpenAIが開発した自然言語処理モデルです。
このモデルは、人間のように自然な対話を行うことができ、様々なタスクに対して高いパフォーマンスを発揮します。
そのため、ChatGPTは多くの人々にとって非常に便利なツールとなっています。
ChatGPTでエンジニアの職がなくなりそうで不安…
ChatGPTの登場により、エンジニアやプログラマーの仕事が不要になるのではないかという懸念が広がっています。
以下では、SNSでの声を紹介します。
やっぱり、エンジニアの仕事はなくなっちゃうのかなあ…。
ChatGPTがあってもエンジニアは必要!
ChatGPTの出現によって「仕事を奪われるかもしれない」と不安を感じる人も多いかもしれませんが、実際はその可能性は非常に低いです。
理由は以下の通りです。
- AIが提示するコードが正しいとは限らない
- システム全体の設計・開発は正確性に欠ける
- ChatGPTにプログラムを依頼するのにも知識が必要
- まだまだAIだけで完結することは少ない
- 専門家の作業の代替は難しい
以下で1つずつ解説していきます。
AIが提示するコードが正しいとは限らない
ChatGPTは、様々なタスクに対してコードを生成することができますが、その生成されたコードが必ずしも正確であるとは限りません。
エンジニアの役割は、AIが生成したコードを確認し、修正することです。
確認や修正が必須なのは、AIがまだまだ完璧ではなく、特定のコンテキストや要件を理解することが難しいからです。
システム全体の設計・開発は正確性に欠ける
ChatGPTは、特定のタスクに対して高いパフォーマンスを発揮する一方で、システム全体の設計や開発においては正確性に欠けることがあります。
エンジニアの役割は、システム全体の設計や開発を行い、AIが提供する一部の機能を組み込むことです。
AIの能力は限られており、エンジニアの知識と経験が不可欠です。
ChatGPTにプログラムを依頼するのにも知識が必要
ChatGPTを使用する人々にもプログラミングの知識が必要です。
AIにプログラムを依頼する際には、適切な指示や要件を提供する必要があります。
エンジニアの役割は、このような指示や要件を理解し、AIに正確なプログラムを生成させることです。
まだまだAIだけで完結することは少ない
現在のAIの能力は非常に高まっていますが、まだまだAIだけで完結することは少ないのが現実です。
特に、複雑なタスクや専門的な作業においては、AIの能力では限界があります。
エンジニアにとって、クライアントやチームメンバーとコミュニケーションをとることも重要です。
エンジニアの役割は、AIが苦手とする領域や問題に対して解決策を見つけることです。
専門家の作業の代替は難しい
AIは優れたツールであり、効率を向上させることができますが、専門家の作業を完全に代替することは難しいです。
専門家は、長年の経験や知識を活かして問題を解決し、最適な結果を導き出すことができます。
AIはそれに近づいていますが、まだまだ専門家の代替にはなり得ません。
ChatGPTに仕事を奪われる可能性のある人
上記のように、完全に仕事をAI任せにするのは現段階で難しいです。
しかし、一方でAIに仕事を奪われる可能性のある人も存在します。
コードを書くだけのプログラマー
AIの発展により、コードを書くだけのプログラマーの仕事が減少する可能性があります。
ただし、AIが生成するコードの品質や正確性には限界があります。
いまや簡単なコードならAIでも書くことができます。
デバッグやテスター業務を行う人
AIが進化するにつれて、デバッグやテスター業務も自動化される可能性があります。
AIが生成するコードにはバグやエラーが含まれることがありますが、AI自体がそのバグやエラーを特定し修正する能力も向上しています。
デバッグやテスター業務のために単純作業の長時間労働をさせられている場合、「IT土方」になっている可能性もあるので注意しましょう。
ChatGPTを活用していこう!
ChatGPTの登場により、エンジニアの仕事には変化が訪れますが、それはマイナスの要素だけではありません。
実際には、ChatGPTを活用することで、エンジニアの生産性が向上する可能性があります。
AIが得意なことは?
AIが得意な業務は以下の通りです。
- 簡単で小規模なプログラムコードの生成
- エラーの原因の特定
これらの業務をAIに頼ることで、エンジニアはより重要な作業に集中することができます。
今後必要になるスキルは?
エンジニアがChatGPTを活用するためには、いくつかのスキルが求められます。
- プロンプト設計の力をつけること
AIに正確な指示や要件を与えるためには、プロンプトの作成が必要です。 - AIプログラミングの知識を学習すること
AIの仕組みや限界を理解し、最適な結果を得るためには、AIプログラミングの知識が必要です。 - コミュニケーション能力
人間同士のコミュニケーションは、AIにはできない仕事です。クライアントやチームメンバーとの、認識の齟齬が起きないように、コミュニケーション能力を向上させましょう。
まとめ
ChatGPTの登場により、エンジニアの仕事には変化が訪れるかもしれませんが、それは必ずしもマイナスの要素ではありません。
AIの進化により、エンジニアの生産性が向上し、より重要な業務に集中することができるかもしれません。
ただし、AIだけでは完璧な解決策を提供することは難しいため、エンジニアの役割は重要性を保ちます。
エンジニアは、AIと協力してより良い未来を築いていくために、新たなスキルを学習し、柔軟に対応していく必要があります。
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